「玄米は体によさそうだけれど、おいしいのだろうか」——玄米と聞いて、そう思われる方は少なくないと思います。ぼそぼそしている、固い、といった印象をお持ちの方もいるかもしれません。

おむすび堂では、すべての単品おむすびを白米と玄米からお選びいただけます。白米とは違う魅力があると考えているからです。ここでは、玄米のおむすびがどんな味わいなのかをお話しします。

そもそも玄米とは、どのお米のことか

竹ざるに盛られた玄米 — 精米する前の茶色いお米の粒と、そばに置かれた稲穂

稲から収穫したお米は、まず籾殻(もみがら)を取り除きます。この状態が玄米です。

そこからさらに、外側の糠(ぬか)の層と胚芽を削り取ったものが、ふだん食べている白米です。 つまり玄米と白米は別の品種ではなく、同じお米の、削る前と削ったあとという関係にあります。

玄米が茶色っぽく見えるのも、粒の表面に糠の層が残っているためです。 この層があることで、白米とは食感も香りも変わってきます。

玄米のおむすびは、どんな味がするのか

玄米の紅鮭むすび — 粒のひとつひとつが際立つ玄米のおむすび

いちばんの違いは食感です。

白米のおむすびが、ふっくらもっちりとほどけていくのに対して、玄米のおむすびはプチプチと弾むような歯ごたえがあります。粒のひとつひとつがしっかり主張してくるので、噛む回数が自然と増えます。

そして噛むほどに、香ばしい香りとじわっとした甘みが広がります。 白米の上品な甘みとは違う、力強い味わいです。

お米そのものの存在感があるぶん、しっかりした味わいの具材とよく合います。 紅鮭や焼きたらこのように、香ばしさや塩気のある具材と合わせると、玄米の香りが引き立ちます。

白米と玄米、どちらを選べばいいか

どちらが優れているという話ではなく、味の方向が違うとお考えください。

食感 味わい
白米 ふっくら、もっちり 上品な甘み
玄米 プチプチと弾む 香ばしさと力強い甘み

その日の気分や体調に合わせて、お好きなお米をお選びください。

玄米を最初にお試しの際は、紅鮭や焼きたらこなど、味のしっかりした具材でお召し上がりいただくのがおすすめです。玄米の香ばしさと具材の旨味が重なって、玄米そのもののおいしさが分かりやすいためです。

ぜひ塩むすびもお試しください。具材が最小限だからこそ、玄米の香りと甘みがまっすぐ伝わります。

おむすび堂の玄米は「きらほ」の玄米

おむすび堂が使っているのは、岩手県滝沢市の「きらほ」というお米です。

きらほは平成26年に登録された岩手県オリジナルの品種で、甘みが強く、時間がたっても粒の形が変わりにくいのが特徴です。滝沢市を中心に、ごく少数の生産者によってのみ栽培されています。農薬・化学肥料を使わずに育てられたお米です。

玄米は糠の層ごといただくお米ですから、どう育てられたお米なのかが、白米以上に気になるところだと思います。おむすび堂が育て方の分かるお米を使い続けているのは、そのためでもあります。

きらほというお米そのものについては「冷めても美味しい」低アミロース米とは?で、育てている武田さんについては農家さん紹介のページでくわしくご紹介しています。

お店で、白米か玄米かをお選びください

単品のおむすびは、どの具材も白米と玄米からお選びいただけます。 どちらにするか迷われたら、遠慮なくお声がけください。その日のおすすめをご案内します。

まずは一度、玄米のおむすびを食べてみていただけたらうれしいです。